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足利で社会活動家・藤原ひろのぶさんの講演会 世界の社会問題を提起

マーラーズパーラーで開かれた「藤原ひろのぶ お話会」

マーラーズパーラーで開かれた「藤原ひろのぶ お話会」

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 「貧困の克服」をテーマに、アジアやアフリカ諸国で子どもたちの食料支援や教育サポートなどの活動に取り組む「NGO GOODEARTH(グットアース)」代表で社会活動家・藤原ひろのぶさんの講演会が3月24日、「MAHLER’S PARLOR(マーラーズパーラー)」(足利市家富町)で開かれた。

NGO GOODEARTHの藤原ひろのぶさん

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 藤原さんは1980(昭和55)年生まれ、大阪府出身。著書に「買いものは投票なんだ」「EARTHおじさん46億才」などがあり、全国各地で講演を行う。

 足利初の講演会には、市内外から約50人が参加。藤原さんがさまざまな国々を訪れ実際に感じた経験から、現在世界で起きている社会問題を提起した。藤原さんは、世界の紛争や環境問題が、日本で暮らす一人一人の選択に関連していることを指摘し「問題のつながりに意識を向けて気付く必要がある。未来の子どもたちのために、選択できる立場である大人が、傍観せず行動してほしい」と呼びかけた。

 群馬県太田市から参加した塙栄子さんは「興味深い話に笑いを交えながら考えさせられ、勇気をもらった。自分のできることを行動に移していきたい」と話し、太田市在住の三橋百合子さんは「自分が無関心だったことに気付かされ目が覚めた。私たちの行動が、我が子だけでなく、これからの子どもたちの未来につながっていることを考える機会をもらった」と振り返った。

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