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足利の「ワインショップ和泉屋」に角打ち 8代目が新事業

「ワイン処 武右衛門(ぶえもん)」店主の泉賢一さん

「ワイン処 武右衛門(ぶえもん)」店主の泉賢一さん

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 足利の酒販店「ワインショップ和泉屋」(足利市通3、TEL 0284-21-3648)の一角に「ワイン処 武右衛門(ぶえもん)」がオープンして、5月21日で1カ月がたった。

「ワイン処 武右衛門(ぶえもん)」外観

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 同店は、江戸時代末期に造り酒屋「和泉屋」として足利で創業した。8代目店主の泉賢一さんが2019(平成31)年1月、社長に就任し、翌年10月、店舗をリニューアルした。店内には地元足利のワインから世界の定番ワインまで約200種のワインを並べる。

 泉さんが「店を継いだ時からやりたいと考えていた」と話す「角打ち」は、酒屋の一角で立ったまま飲酒することを指す。店舗リニューアルやコロナ禍の影響など、一つ一つオープンまでの課題を達成し、4月21日に開業した。店名は泉さんが代々受け継いできた屋号にちなんで命名したという。

 メニューは月替わりで、5月26日からは「アバデンゴ クリアンサ(グラス800円、ボトル3,400円)」、特にウイスキー好きにおすすめだという「バスティナージュ ブラン(グラス1,000円、ボトル4,800円)」など5種のワインと、赤ブドウ品種と白ブドウ品種のソフトドリンク、「チーズセット」(1,500円)や「ドライフルーツセット」(800円)などを提供している。

 来店した市内在住の40代男性は「こういうスタイルの店が今まで足利になかったのでうれしい。ワインを購入する際、言葉で説明されても理解できないこともある。飲んで試せるのはありがたい。ちょっと一杯だけ手軽に飲めるのもうれしい」と話す。

 泉さんは「ワインは敷居が高いと思われがちだが、角打ちスタイルを通じて気軽に楽しめることをアピールしたい。足利には飲食店がたくさんあるので、ここで軽く飲んで、他の店でおいしいものを食べて飲んでもらえれば」と呼びかける。

 営業は金曜~日曜の10時~21時。

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