足利市は9月1日、市役所窓口の受付時間を9時~16時30分に時間短縮する本格運用を始める。
同市は、窓口業務を担当する職員の恒常的な時間外業務の解消や、業務改善のための時間を確保してサービス向上を図ることを目的に、来庁不要なオンライン申請の拡充やDX推進に向けた勉強会などを行ってきた。
昨年8月に市役所窓口の受付時間を従来の8時30分~17時15分から75分短縮し、テスト運用を行った。これまでの成果として、当初1年間で約1,000万円の残業代に相当する時間外勤務時間の削減を目標としていたが、昨年8月から今年3月までの8カ月間で約5500時間減少し、費用にして約1,350万円の削減となった。
証明書などのコンビニ交付率は、4月末まで行った手数料10円キャンペーンの効果もあり、昨年7月の28%から4月末時点で61%に増加した。来庁者が減ったことで、窓口での対応が必要な利用者に対し、より丁寧に対応できるようになったという。
本格運用ではテスト運用の体制を原則継続する。変更点として、本庁舎の市民向け出入り口の開閉時間を試行時の8時45分~16時45分から9時~16時30分に30分短縮し、窓口開設時間に合わせる。試行期間当初は受付時間前の来庁者数が1日約30人いたが、直近では約5人に減少したことを踏まえた判断で、窓口受付時間を定める規則も新たに制定する。
早川尚秀足利市長は「本格運用はゴールではなく新たなスタート。政策立案や業務改善など付加価値の高い業務に集中できる時間をより多く確保し、さらなる市民サービスの向上につながるよう市役所一丸となって取り組む」と話す。