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足利のコミュニティーFM局に予備免許交付 4月下旬開局目指す

「足利コミュニティFM」根岸智也常務(同局録音編集室にて)

「足利コミュニティFM」根岸智也常務(同局録音編集室にて)

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 足利でコミュニティーFM放送局「FM DAMONO」の開局準備を行う「足利コミュニティFM」(足利市大門通)が2月21日、総務省から予備免許を取得し、送信周波数が88.3メガヘルツに決まった。

予備免許の交付式。総務省関東総合通信局放送部長の石原誠一さん(左)、足利コミュニティFM常務の根岸智也さん(右)(写真提供=足利コミュニティFM)

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 同社は県内で6局目となるコミュニティーFM局の開局を目的に2022年5月設立。21日に総務省関東総合通信局(東京都)で予備免許の交付式が行われ、同社常務の根岸智也さんが同局放送部長の石原誠一さんから予備免許状を受け取った。

 放送スタジオは、国宝鑁阿寺(ばんなじ)前の石畳通りに面した古民家をリノベーションし「足利叢林(そうりん)スタジオ」を設ける。送信所は、市内を一望できる織姫山頂上にあるホワイトパレス(巴町)屋上に設置する。今後、総務省から無線設備などの検査を受け、検査合格後にコミュニティーFM放送局の免許が与えられる。開局は4月下旬の予定という。

 開局に先立ち、昨年12月から連続5回のボランティアパーソナリティー講座を行い、38人が参加した。参加者の年代は20~70代で、女性が7割だった。自営業、飲食店店主、会社員、主婦など多種多様な市民が専門家からの指導を受けた。

 根岸さんは「皆さんの力を借りながら2年近く準備を続けて、ようやく開局できそうなところまでになった。地域のさまざまな人、会社と連携しながら長く愛されるラジオ局にしていきたい」と話す。

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