「Cfa Backyard Winery（シーエフエー・バックヤード・ワイナリー）」（足利市島田町）が3月1日、ワインコンクール「サクラアワード」の受賞ラベルを貼ったワイン「Opening Act Koshu 2022」の出荷を始めた。

Opening Act Koshu 2022

　同ワイナリーは2012（平成24）年、かき氷用シロップやミネラルウオーターなどを製造する「マルキヨー」（島田町）のワイン製造部門として設立。足利産ブドウを使った「BURLESQUE（バーレスク） Koshu 2022」、山梨県産ブドウを使った「Vajra（バサラ） Koshu 2022」などのワインを醸造する。

　ワインコンクール「サクラアワード」は、ワイン業界の醸造・流通などに関わる女性のみで審査するのが特徴。2013（平成25）年に始まり、11回目の今回は世界27カ国から4023種のワインの応募があり、審査員430人が関わった。審査会は1月25日に大阪、2月1日に東京で行われ、2月14日に結果が発表された。

　今回、同コンクールの「ゴールド」を受賞した「Opening Act Koshu 2022」は、2023年7月発売。ワイナリー設立から10年を迎えたのを機にブランドをリニューアルし、醸造方法を大きく変えた。

　同ワイナリーの増子春香さんは「私たちはワイナリー設立から10年以上、日本固有のブドウ品種『甲州』『マスカット・ベーリーA』の2つにこだわって醸造してきた。これからも日本ワインの未来を示すワインのあり方を追い続けたい」と話す。

　価格は2,530円（750ミリリットル）。同ワイナリーの通信販売サイト、直売所、市内酒販店、太平記館（伊勢町3）、足利観光交流館「あし・ナビ」（南町）などで販売する。