おはぎ専門店「Okameya(おかめや)」（足利市通1）が3月13日で1周年を迎えた。

「Okameya」色とりどりのおはぎ

　店主の長谷川春美さんは足利市出身。2018（平成30）年からおはぎ専門店「増田おはぎ」（北海道札幌市）に勤務し、餡子（あんこ）を作る業務に携わった。幼少期、甘い餡子とご飯を一緒に食べるのが苦手だった長谷川さんは「自分のように餡子が苦手だと思っている人には、甘さを抑えることで食べやすくなるのでは。苦手のままでいるのはもったいない」という思いを抱き、昨年生まれ育った足利に同店をオープン。味だけでなく、見る人が「かわいい」「美しい」と感じるよう、見た目にもこだわっているという。

　商品は全15種類。定番「小豆おはぎ」の売れ行きが最も大きいという。現在、季節限定の「よもぎ」（205円）を販売しているが、今後は梅やシソを使ったメニューを販売予定。昨年人気だったピスタチオや、グリオット（フランス産サクランボ）を使った商品も試作中。

　購入待ちの列に並んでいた40代女性は「手土産用に購入する予定。午後に来ると完売で閉まっていることも多く、今日は購入できそうで楽しみ。見た目もかわいいので全種類を購入して食べてみたい」と話していた。

　長谷川さんは「おかげさまで1周年を迎えることができた。地元に戻って店をオープンしてから、昔の友人が訪れてくれるのが小さな楽しみ。地元の応援が力になっている。餡子が苦手だった自分が試行錯誤を重ね、『これならば』と納得した餡子なので、餡子が苦手という人にもぜひ試してほしい」と話す。

　営業時間は10時30分～（無くなり次第終了）。火曜・水曜定休。