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月刊誌「渡良瀬通信」が40周年 両毛地区の情報を発信

創刊40周年号と最新号を持つ制作スタッフ

創刊40周年号と最新号を持つ制作スタッフ

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 月刊誌「渡良瀬通信」が40周年を迎えた。

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 同誌は足利市内に本社を置き、市の中心を流れる渡良瀬川沿川である両毛地区の生活文化情報を載せるタウン誌。1980(昭和55)年に「326(みにむ)」の名で創刊され、2002(平成14)年に「渡良瀬通信」と改題された。両毛6市の地域グルメ・地域企業や各界で活躍する人物、イベントや旅情報などを40ページにわたり紹介し、毎月4万5000部を発行している。

 制作に関わるスタッフは7人ほど。創刊当初は足利市の情報のみを掲載していた。ポケットサイズだったが、6周年でB5版、後に現在のA4版に。この頃から範囲を広げ、両毛地区全体の情報をカバーするようになった。

 野村幸男編集長は、タウン誌が全盛期の時代を経て40年、時代の変化を感じているのだと言う。一つのもの作りとして、読者がホッとするぬくもりのある情報を、そして読者に夢を与えるような誌面作りを意識してきた。反面、情報のあふれる現代において、パソコンだけで完結してしまうようになった発信スタイルを、野村さんは「つらいと感じることもある」と話す。

 最新の2020年5月号は通巻481号。野村社長は「『うさぎとかめ』の『かめ』スタイルで40周年をやっと乗り越えた。次の目標は、創刊時、気の遠くなるような数字だった通巻500号。新布陣も視野に入れながら」と今後の展望を語る。

 両毛6市の一部書店、コンビニエンスストアで販売。契約店・図書館や公共施設にも設置されている。

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