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足利の情報紙「KITANAKA100%」第4号発行 魅力ある路地裏を紹介

記者の梁川健人さんと宮澤編集長(左から)

記者の梁川健人さんと宮澤編集長(左から)

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 足利市巴町(ともえちょう)の若手経営者らが運営する「KITANAKA100%制作組合」が2月15日、「北仲通り」の情報を発信する「KITANAKA100% VOL.04」を発行した。

「焼きそば竹内」の店主竹内和子さん

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 同紙は毎号1人の店主を特集する表面と、北仲通りにまつわる逸話などを紹介する裏面で構成している。「北仲通」は織姫神社(西宮町)から国宝に認定された鑁阿(ばんな)寺(家富町)を結ぶ通りと、その周辺を指す。第4号で紹介するのは創業50年を超える「焼きそば竹内」(雪輪町)の竹内和子さん。

 記事は表面が編集長の宮澤一貴(かずよし)さん、裏面は記者の梁川健人さん、紙面デザインと挿絵は鶴見裕也さんが担当する。第4号の裏面は「もんじゃ焼き」について。宮澤さんと梁川さんにとって足利のもんじゃ焼きは「世界一のおやつ」だという。足利のもんじゃ焼きの特徴は東京のもんじゃ焼きとは違い、土手を作らずに焼き上げる。梁川さんは足利のもんじゃ焼きについて執筆するために、足利学校伝来の古典籍と、足利ゆかりの郷土資料を所蔵している「足利学校」の図書館を訪ねた。

 宮澤さんは「特集する店は『みんなが知らない店を発信したい』という思いで選んでいる。路地裏は知らない店や出会いがあって冒険気分を味わうことができる。紹介した路地裏をぜひ歩いてみてほしい」と話す。梁川さんは「『焼きそば竹内』は近所の人が集まってくる憩いの場のような店。世代の違う人が共存できる不思議な雰囲気がある。お薦めは焼きそば」と話す。鶴見さんは「『焼きそば竹内』へは取材で初めて行った。普段素通りしている店がたくさんあるのではと思い、今回の4コマ漫画を描いた。この新聞をきっかけに、店に行く人が一人でも増えたらうれしい」と期待を込める。

 隔月15日発行。無料。焼きそば竹内のほか、北仲通りの飲食店やJR足利駅内「Aidacco」にも置いている。

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