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足利の専門学校に「Amazon Hubロッカー」 学生や市民がセルフサービスで荷物受け取り

鮮やかなブルーの「Amazon Hubロッカー」は、専門学校敷地内の看板横に設置されている

鮮やかなブルーの「Amazon Hubロッカー」は、専門学校敷地内の看板横に設置されている

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 Amazon(東京都目黒区)が足利デザイン・ビューティ専門学校(足利市田中町)の敷地内に、「Amazon Hub(アマゾンハブ)ロッカー」を設置して1カ月が過ぎた。

ロッカーの名前は「みらい」

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 「Amazon Hub」は、ウェブ通販サイトを展開する同社が「商品受け取りサービス」として行う。「Amazon.co.jp」が販売する商品を、専用のロッカーまたは受付カウンターで受け取ることができる。同サービスは2011(平成23)年、北米やヨーロッパ地域を皮切りに開始し、日本では2019年から始まった。現在は日本国内1000カ所以上に専用ロッカーがあり、市内では同校のほか、ヤオコー足利店(大橋町)、ヤオコー足利八幡店(八幡町)に設置されている。

 高等教育機関への設置は国内3例目で、北関東初となる。コロナ禍で学生のネット通販利用が増える中、「一人暮らしだと配送のタイミングが合わず荷物を受け取れない」という学生の声があり、「授業、勉強に集中して取り組んでほしい」との思いからAmazonに依頼し、同校と同校を運営するACDグループ傘下の太田情報商科専門学校(群馬県太田市)に設置が実現した。

 同校の在校生や教職員などの利用者からは、「授業や課題で使う備品や、生活で必要なものなどの購入に幅広く利用できて、とても便利」という声が多く聞かれるという。一人暮らしの学生には「保護者がロッカーを届け先として指定し、商品を購入して仕送りする」という形での利用もある。

 利用方法は、商品購入時に届け先住所として、利用したいロッカーを登録・設定する。荷物がロッカーに届くと、認証キー(受取用バーコード)を記載したメールが購入者に届く。ロッカーのタッチパネル下の赤く光るスキャナーに受取用バーコードをかざすと、自動でロッカーが開き商品を受け取ることができる仕組みになっている。

 今回のロッカー設置を進めた太田アカデミー理事の田鶴大輔校長は、「地域住民の方にも使ってもらおうと、足利市駅を利用する乗降客も意識し、道路に面した場所に、一般の人でも利用しやすいよう設置した。駅から帰宅する途中で利用するなど、気軽に利用してもらいたい」と話す。

 24時間の受け取りが可能。年中無休で、追加料金なし。「出品者」が発送する商品のほか、一部危険物や、重量・サイズが大きい商品などは配送対象外。保管期間は、配達から3日間。

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