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足利市立美術館で4人の個展を同時開催 作品通じて「希望」再考のきっかけに

「リンゴ」(写真中央) 遠藤昭さんの作品

「リンゴ」(写真中央) 遠藤昭さんの作品

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 企画展「『希望』をめぐる4つの個展」が10月28日、足利市立美術館(足利市通2、TEL 0284-43-3131)で始まった。

下川勝さんの作品 身近な川などから拾った空き缶などの廃材を用いて制作する

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 「希望」をテーマに4人の作家の個展を同時開催する企画展。画家の遠藤昭さんと貝野澤章さん、美術家の下川勝さん、小説家であり、近年絵画作品も制作するの山口泉さんの作品を展示する。戦争のほか集団の中での個のヒエラルキー、環境問題など、それぞれの作家ごとに異なる「希望」を持つに至った根底にある「苦しみ」を題材に、絵画などの平面作品や立体、映像などで構成を展示する。

 同館の江尻潔学芸員は「鑑賞しながら会場を歩くことで、個人個人が抱える苦しみやつらい気持ちに気づく一歩につながれば。生きづらさや困難を抱えつつも『生きる』ことの素晴らしさを感じてほしい」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜と11月24日休館。入館料は、一般=710円、高校・大学生=500円、中学生以下無料。12月24日まで。

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