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足利のケーブルテレビ「わたらせテレビ」が開局25周年 両毛地区の情報に特化

開局25周年を迎えた「わたらせテレビ」のスタッフ

開局25周年を迎えた「わたらせテレビ」のスタッフ

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 足利のケーブルテレビ「わたらせテレビ(WATV=ワッティブ)」(足利市有楽町)が10月1日、開局25周年を迎えた。

わたらせテレビ社屋

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 同局は「地域情報をより細やかに伝え、地域の活性化につなげたい」という目的で、足利市や市内の企業、足利商工会議所が共同出資で設立。1998(平成10)年10月1日、「足利ケーブルテレビ株式会社」として開局し、足利市の地域情報の放送を開始した。2010(平成22)年7月に地上デジタルテレビ放送化や群馬県太田市への進出のため、社名を現在の「わたらせテレビ」へ変更。2012(平成24)年10月、太田局(群馬県太田市)が開局した。地域では「ワッティブ」と呼ばれ、親しまれている。

 足利市内、太田市内の伝統行事や祭り、表彰式など、地域のニュースを紹介する「ワッティブニュース」や、幼稚園・保育園・保育所の年長の幼児にインタビューする「わくわくキッズ」、市内で活動するサークルや部活動、団体を紹介する「わたらせフレンズ」などのコミュニティー放送を中心に番組作りを行っている。

 同社の西田喜之取締役は「加入者が年間に1回はテレビに映るというのを目標に、地域に根差した番組作りをしている。知り合いが映っていることで『見たよ。テレビに出ていたよ』と電話するという話を聞く。地域の人たちとのコミュニケーションを大切にし、いろいろな人の生活を紹介していくことが、このエリアの活性化にもつながっていくと感じる」と話す。

 制作部の新井真吾係長は「15周年、20周年は大きなイベントを行ったが、今回はコロナ禍で先が読めず、イベントの準備ができなかった。30周年は盛大にやりたい」と展望を話す。

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