足利の飲食店「cafe sinaffon（カフェ・シナフォン）」（足利市大前町、TEL 0284-22-7579）が9月1日、1周年を迎えた。

人気の「固めプリン」もテイクアウト可能

　店主の茂呂由理さんは足利市出身。市内の保育園「小俣幼児生活団」（小俣町）で栄養士として働きながら、クレープ移動販売の副業をしていた。新型コロナ感染拡大の影響で副業のイベント出店ができなくなったことをきっかけに、昨年9月に同店を開いた。

　メニューは旬の有機野菜やオーガニック食材のほか、三田鶏園（藤本町）の卵「パワードエッグ力丸くん」を使う。茂呂さんは「『あの食材を使ってこういうメニューを提供したい』というアイデアがどんどん思い浮かぶ」と話す。

　ランチメニューは「スコーンプレート」（1,100円）と「週替わりランチ」（1,300円）を提供。週替わりランチは、客の要望を取り入れながら1、2種類を用意する。デザートは「固めプリン」（450円）、「シフォンサンド」（580円）、「シフォンケーキ」（400円）、「スコーン」（300円）のほか、日替わりで「ショートケーキ」、「生チョコケーキ」、「チーズケーキ」などが並ぶ。自家製ドリンクや、コーヒー専門店「ぽれ珈琲（コーヒー）」（葉鹿町）に依頼し試行錯誤を重ねた「シナフォン オリジナルブレンド珈琲」（480円）など週替わりのドリンクメニューも取り揃える。

　1年を振り返り、茂呂さんは「とにかく楽しい1年だった。メニューを考える時も料理を作る時も、お客さまに喜んでもらいたい一心でやってきた。必死であっという間だったが『おいしかったよ』『また来るね』という言葉が励みになった」と話す。

　営業時間は、水曜・金曜＝11時～17時、木曜・土曜＝9時～17時。完売次第閉店。日曜～火曜定休。駐車場4台。電話予約、テイクアウト可。