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足利のコーヒー専門店「ぽれ珈琲」が15周年 好みの味、ぜひ見つけて

「ぽれ珈琲」長竹均さんと晶容子さん

「ぽれ珈琲」長竹均さんと晶容子さん

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 足利市のコーヒー専門店「ぽれ珈琲(コーヒー)」(足利市葉鹿町)が5月20日、15周年を迎えた。

ログハウスの外にはベンチ席も

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 自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆のほかコーヒーなどのドリンクをテイクアウトで提供する同店。足利市出身の長竹均さん・晶容子さん夫妻が営む。子どもの頃には豆をひいて飲むほどコーヒーが好きだったという均さんは、進学を機に足利を離れたが、2006(平成18)年、39歳で戻り、祖父の代から引き継いだ土地にログハウスの店舗を建てた。店名は、コーヒー豆の生産が盛んなアフリカ大陸東岸部で広く使われる言語・スワヒリ語で「ゆっくり」を意味する「ポレポレ」に由来。コーヒー豆は、世界各国の14種類と合わせ19種類を提供する。

 開業までの準備期間には、「バッハコーヒー」(東京都台東区)で焙煎などの技術を学んだ。産地を見て豆のイメージを持ってからコーヒーを提供したいとハワイの農園を見学したり、日本スペシャルティコーヒー協会の資格を取得したりしたという。

 焙煎機は、大和鉄工所(岡山市)製。深いり文化が根付いているとされる足利に合わせ、提供するコーヒー豆は深いりをメインにしてきたが、3年ほど前から浅いり、中いりも加えた。現在の売れ筋はブレンドコーヒーの中深いり。苦みと酸味をバランスよく配合しているという。

 オープン当初はコーヒー豆の販売がほとんどだったが、近年はコーヒーをテイクアウトする家族連れも増え、現在の客数は3割近くがテイクアウト。テイクアウトでは昨年、水出しコーヒーに合うアイスクリームを追究したというコーヒーフロートを手始めにメニューを増やしている。

 コーヒー嫌いだった晶容子さんも現在は、毎日コーヒーを飲むようになったという。均さんは「コーヒーが苦手な人にも自分に合う味を見つけてもらえれば」と話す。「コーヒーのある空間は和やかになると感じているので、空間の中和剤になるようなコーヒーを作ることを目指す」とも。

 営業時間は10時~18時。火曜定休。

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