「第8回“学び”まちゼミINあしかが」が2月1日、足利市内で始まった。主催は足利商工会議所（足利市通3）。

コースでミニ四駆を走らせる様子

　同イベントは、市民を対象に市内37商店の店主らが務める講師が、専門的な知識や情報、コツを伝授する講座。店でのコミュニケーションの向上や、信頼関係の構築、来店のきっかけ作りを目的に、今回は「健康・キレイ」「学ぶ」「つくる・食べる」の3分野で53講座を開く。

　例年は毎年2月に開講していたが、昨年はコロナ禍で中止になったため開講は2年ぶり。今年は、各店舗に感染症ガイドラインを周知し、受講人数や飲食に制限を設けた。

　5日、玩具店「きんこん館」（通1）では、「コースでミニ四駆を走らせよう」をテーマに講座を開講。ミニ四駆初心者だという親子1組が参加し、講師で店主の西田孝志さんに「どうしたら速く走らせられるか、何を買いをそろえたらいいか」などと熱心に質問する様子が見られた。同店の常連客で高校3年の小林祐輝さんがサブ講師を務め、バッテリーやパーツについて詳しく解説した。

　講座を終え、小林さんは「コロナ禍で大会が無くなっているが、この店でミニ四駆を自分の手で作り予選を勝ち抜いた子どもたちから優勝者が出れば」と話した。

　2月28日まで。参加希望者は店舗に直接電話で申し込む。各講座の空き状況や開催日時などは、足利商工会議所ホームページで確認できる。