食べる

足利に焼き芋小屋「アウラ オノ」 手作りの窯で2時間かけて石焼き

「aula.ono」店主の黒川さん

「aula.ono」店主の黒川さん

  • 126

  •  

 焼き芋とスタンドコーヒーの店「aula.ono(アウラ オノ)」(足利市松田町)が1月3日、オープンした。

「aula.ono」の焼き芋

[広告]

 店主の黒川好恵さんは8年前に足利市に移住。何か新しいことにチャレンジしたいと、好きだった焼き芋の店のオープンを決意した矢先に新型コロナウイルスが流行。オープン延期も考えていたところ、種子島にある農園の安納芋が「新型コロナの影響で廃棄処分になるかもしれない」という情報を知った。すぐに農園に連絡したことがきっかけとなり、オープンに至ったという。

 2020年5月から深緑色の「焼き芋カー」で市内の店舗駐車場やイベントなどに出向き、焼き芋を販売している。焼き芋カーを見掛けた人から「店に行ってみたい」という話を次第にもらうようになった。黒川さんは「地域の人が年々減ってくことを寂しく感じていたこともあり、自宅駐車場にある焼き芋小屋を店としてオープンできるようにしようと思った」と話す。7月に始めた小屋の改装工事は、業者の手を借りながら12月に完成。手作りの新しい焼き窯も設置し、床や壁のペンキ塗りなどは黒川さん夫婦自らが行った。

 店名の「ono」はハワイ語で「おいしい」という意味。「おいしい芋を食べてほしい」という思いを込めている。店のロゴは黒川さんが、学生のころに描いた絵を再現したオリジナルキャラクター。

 メニューは、2時間かけて石焼きする「シルクスイート」や「紅はるか」の焼き芋(100グラム100円)、生クリームと焼き芋が入った焼き芋ラテ(400円)、無農薬のコーヒー(300円)のほか、時期やタイミングにより、種子島から送られてくる安納芋の焼き芋も提供する。

 営業時間は、火曜・水曜=13時~16時、土曜・日曜=12時~16時(近所であれば配達可能)。月曜・木曜・金曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース