レンタルスペース「ｆｓ（エフエス）ふぇいばりっとすとあー」（足利市大町）が、オープンして12月19日で1カ月がたった。

さまざまな出店者と交流できる場所を目指す

　オーナーの新島方枝さんは足利市出身、群馬県邑楽町在住。地方公務員として勤務していたが、「50歳からは時間に縛られず仕事をしたい」と考え、2020年に退職。趣味を生かし、ハンドメードアクセサリー作家としてイベントなどで出店を重ねてきた。さまざまなイベントに出店するうちに「気軽に出店をチャレンジできる場所を作りたい」と考え、出身地にある鑁阿寺（家富町）近くに土地を購入した。

　プレハブ建ての建物1棟に、3ブースが並ぶ。1ブースの広さは幅150センチ、奥行き55センチで、それぞれに1つコンセントを設けた。水道設備はない。新島さんがこれまでイベント出展を重ねてきた経験から、出店基準を設けている。出店者の相談にも乗るという。

　オープンに当たり近所に声をかけていくうちに、周辺には高齢の家が多く、人との交流が薄れていることを知ったという。新島さんは「新しい作家さんを応援したい。出店者は対面で意見をもらえるのがうれしく、来場者との交流を求めている。近所の人が今日は何をやっているのだろう、と外に出て交流できる場所になれば」と期待を込める。

　1ブース1日の出店料は800円（土曜・日曜は1,600円）。