足利の「ギャラリー碧（へき）」（足利市巴町、TEL 0284-21-3258)で1月26日、「ART MARKET 13th」が始まった。

ギャラリー碧オーナーの山川敏明さん

　同ギャラリーは、国内外で活躍するアーティストに着目、年数回の企画展を開き、現代アートを紹介している。「アートマーケット」と呼ぶ同イベントは、毎年冬時期に開催する恒例のイベントで、今回で13回目となる。

　通常の企画展では作家1人、あるいは少人数を取り上げて展示を構成するのに対し、同展は、ジャンルを問わず、多様な作家の作品を展示する。ギャラリーオーナーの山川敏明さんは「地元で活躍する作家の作品を広く知ってもらうこと」や「時代ごとに変化する美術作品のトレンド」などを意識し、幅広い作品を選定したという。

　会場では、絵画や版画、リトグラフ、工芸、掛け軸、ニードルワーク、立体などの作品30点を展示。地元を中心に現在活躍中の現代アート作家の作品に加え、通常の企画展であまり展示する機会のない作品、パブロ・ピカソや横尾忠則など、比較的よく知られている作家の作品も紹介する。相田みつをの描いた色紙や田崎早雲の掛け軸、川島理一郎の絵画など、地元にゆかりのある作品も並ぶ。

　山川さんは「アートマーケットは、普段の企画展より少し緩やかにアートを楽しんでもらえれば、と開催する展示。現在活躍中の地元の作家から、よく知られている有名作家まで、多様な作品を選んだ。ギャラリーに足を運び、様々な作品の技量や技術を感じ取ってもらえれば。お気に入りを見つけるような気持ちで楽しんで見てほしい」と来廊を呼びかける。

　営業時間は10時～18時。水曜定休。2月14日まで。