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足利に焼き芋店「ウメトンのお芋」 熟成2カ月、2時間焼いて引き出す甘み

「ウメトンのお芋」店主の楳沢さん、叔母の遠藤まゆみさんと切り盛り(右から)

「ウメトンのお芋」店主の楳沢さん、叔母の遠藤まゆみさんと切り盛り(右から)

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 テークアウト専門の焼き芋店「ウメトンのお芋」(足利市葉鹿町、TEL 080-7010-8910)が2月10日、オープン3カ月を迎えた。

「ウメトンのお芋」の「シルクスイート」

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 足利市出身の店主、楳沢智治(うめざわともはる)さんは、介護福祉士の仕事にも携わりながら、市内でフィットネス・格闘技ジム「SPIDER(スパイダー)」を運営している。群馬県桐生市の焼き芋店「おかけのお芋」の店主と知り合ったことをきっかけに、2年ほど前からジムの敷地内に焼き芋店の出店を考えていたという。開店に当たり、叔母の遠藤まゆみさんを誘い、「おかけのお芋」店主からサツマイモの仕入れ先や焼き方を学んだ。

 現在使っているサツマイモは、茨城県の契約農家から仕入れた「シルクスイート」「紅はるか」の2種類。サツマイモは熟成させるとでんぷん質が糖化して甘くなるため、収穫から2カ月熟成させ、専用の窯で約2時間かけてじっくり焼き上げる。価格は100グラム=100円。

 オープンから3カ月が過ぎ、SNSを見ての来店や予約注文する常連客が増えたという。遠藤さんは「焼き芋店は初めての経験で、おいしく焼けるよう毎日が勉強。お客さまの声を大切にしながら、日々楽しく焼かせてもらっている」と話す。

 楳沢さんは「『紅高系』の焼き方を研究して、来シーズンには販売できるようにしたい。地域のコミュニティースペースのように気軽に立ち寄ってもらえる場所にできたら」と意気込む。

 焼き芋の販売は11時30分~16時30分。水曜・木曜定休。サツマイモのシーズン中のみ営業。電話予約を10時から受け付ける。

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