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足利市が「Net119緊急通報システム」運用開始 聴覚・言語障がい者対象に

Net119の画面

Net119の画面

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 足利市消防本部が2月1日、スマートフォンなどから119番通報できる「Net119緊急通報システム」の運用を始めた。

Net119からの通報を受信する指令管制室の様子

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 足利市によると、全国的に導入が進んでいる同システムは、県内では同市が最後の導入だという。音声での119番通報が困難な聴覚障がい者や言語障がい者が、スマートフォン、タブレット、携帯電話を使い、簡単な操作や文字入力により119番通報を行う仕組み。これまではEメールとFAXによる通報手段があった。

 利用者はスマートフォンなどから、あらかじめ登録した通報用ウェブサイトにアクセスし、「救急」か「火事」を選択の後、通報者の現在地を選択すると通報できる。衛星測位システム (GPS)機能をオンにしておくことで、利用者の現在位置情報も送信される。

 通信指令課長の小堀信男さんは「Net119だけでなく、一般的な音声による通報の場合もスマートフォンからの通報時は必ずGPSをオンにしておいてほしい。通報者の位置情報を特定することは被害を軽減するのに最も重要。必要としている人に広く知ってもらい登録してもらいたい」と呼び掛ける。

 事前登録制。利用は市内在住の聴覚障がい者・言語障がい者に限る。申請は、足利市ホームページと足利市消防本部河南消防署(堀込町)通信指令課窓口で受け付ける。

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