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アピタ足利店で絵画展「わたしの町のたからもの」 小中学生の作品1113点

子どもたちの多彩な作品を楽しむ来場客

子どもたちの多彩な作品を楽しむ来場客

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 足利市の小中学生による絵画展「わたしの町のたからもの」が11月9日、アピタ足利店(足利市朝倉町)で始まった。

「わたしの町のたからもの」入賞作品

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 足利ユネスコ協会が主催する同展は、小中学生が夏休みに取り組んだ作品を展示する。昨年は新型コロナの影響で市内小中校の夏休みが大幅に短縮されたことから中止となり、2年ぶり14回目の開催となった。今回は1113点の応募があり、全ての作品を展示。日本ユネスコ協会連盟会長賞、足利ユネスコ協会会長賞、足利市長賞のほか、地元の団体・企業が協賛する企業賞など69点が入賞作品に選ばれた。会場での表彰式は取りやめ、各校での表彰を予定している。

 児童・生徒はそれぞれ、地元の「たからもの」と感じるものを題材に描いた。足利学校(昌平町)、織姫神社(西宮町)、あしかがフラワーパーク(迫間町)など市内の観光名所のほか、渡良瀬川や地元の山々、祭りや花火、農産物、生き物など身近なテーマを扱った作品が並んだ。

 初日の9日は雨の中、会場には見学者が途切れず訪れていた。出展した児童・生徒の保護者や買い物客らが絵を鑑賞する姿が見られた。

 同会の岡村静幸会長は「バリエーション豊かなそれぞれの『たからもの』が集まった。この町、風土で育つそれぞれの子が、絵を描くことを通じて地元で誇れるものは何かを意識し、地元への愛着を持ってくれたら」と思いを話す。

 市内在住の30代女性は「自分にも小学生の子どもがいるが、他の子はどんな絵を描くのだろうと思って来場した。展示を見て足利にもたくさんのすてきな風景があるな、と気付いた」と話していた。

 14日まで。

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