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足利の「茶房のの」、新型コロナ休業を経て甘味処として営業再開

茶房のの、甘味メニューの「くりーむあんみつ」

茶房のの、甘味メニューの「くりーむあんみつ」

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 足利の「茶房のの」(足利市八幡町)が10月11日、甘味処として営業を再開した。

「茶房のの」店主の室井さん。「お一人様でものんびり来ていただけるように」と設置したカウンター席の前で

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 店主の室井恵子さんは、丘の上に立つ築70年の実家を改装し、2019年5月、古民家カフェとして同店をオープンした。店名の「のの」には「のんびり、のんびりしてほしい」という意味を込め、塩こうじや甘酒などの発酵調味料を使った和食ランチや手作りデザートなどを提供。「のの婚」「チマチョゴリの試着・撮影会」などのイベントも行ってきた。 

 今年4月から、新型コロナウイルスの影響を考えて休業していた。閉店も考えたが、休業期間中も店を訪ねてくる客や予約の電話、営業再開を望む声などがあり、それらを支えに踏みとどまった。休業中、室井さん1人でも対応でき、密にならないよう今後の営業スタイルについて考えてきたという。室井さんは「店の売りでもある『居心地の良さ』を提供できるよう、ランチ後に当店を訪れたお客さまが抹茶や甘味でほっと一息ついていただけたら」と話す。

 甘味メニューは抹茶や寒天をメーンに、フルーツの小鉢もセットになった「くりーむあんみつ」(620円)や、甘味三種とフルーツがセットになった「こみち」(580円)など6種類。ドリンクメニューは、ホットコーヒー(520円)や黒ごまバナナみるく(650円)など8種類。寒天やドリンクは「甘味を控え、後味スッキリに仕上げている」という。甘味やドリンクには京都・宇治の抹茶を使い、室井さん自らがたてたものを提供する。

 室井さんは「再びお客さまからの笑顔を頂ける喜びをかみしめている。50歳を過ぎてカフェを始め、コロナを経験し、本当の好きを見つけられた気がする。基本は1人での対応なので、ゆっくり営業していけたら」と思いを語る。

 営業時間は11時30分~17時。金曜・土曜・第3日曜定休。チマチョゴリの試着も可能。

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