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足利の「artspace&cafe」が1周年 20の企画展や展覧会開催

「artspace&cafe」の岩本さん夫婦。現在開催中の韓国民画展「虎と神仙」の作品の前で

「artspace&cafe」の岩本さん夫婦。現在開催中の韓国民画展「虎と神仙」の作品の前で

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 アートスペースとカフェの店「artspace&cafe」(足利市通2)が7月27日で1周年を迎えた。

池貴巳子(ち・きみこ)韓国民画展「虎と神仙」。8月2日まで

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 店主の岩本圭司さんは、神奈川県出身のアーティスト・造形家。2011(平成23)年~2017(平成29)年、静岡県三島市にあった「大岡信ことば館」の館長を務めた経験を持ち、2019年に足利へIターンして同店をオープンした。作品は店内の壁や柱だけでなく、窓や天井などにも展示し、カフェスペースからでもゆっくり鑑賞することができる。

 アートスペースでは、ギャラリーオープン記念展の「記憶の裂け目」を皮切りに、足利の人に知ってほしい外部の作家や地元の作家、障がいを持った人たちの作品など、1年間で約20の企画展や展覧会、作品展やコンサートなどを開催。合間を縫って岩本さん自身の作品展も開いてきた。カフェで提供しているインド式の甘く煮出したホットミルクティー「チャイ」(400円)は、客の要望でアイスドリンクでの提供も始め、最近はアイスでの注文も増えているという。

 地元農家の野菜販売、新型コロナウイルスによるテークアウトメニューの開始やイベント動画配信など、1年間でさまざまな取り組みを行った。岩本さんは「今までやってきたことは全て人とつながるための試み。地元の皆さまに大いに支えられて、1周年を迎えることができた。ギャラリーの作品を通して、居心地の良い空間を届けたい」と思いを語る。

 営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業・翌日休)。

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