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足利で障がい者施設と絵師による合同展覧会 初出展の作品も

パステルの作品。篠崎さんは「右端の上下2点の作家以外は初出展」だという。

パステルの作品。篠崎さんは「右端の上下2点の作家以外は初出展」だという。

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 合同展覧会「『polyphony』-県南の風音-」が2月22日、「artspace&cafe」(足利市通2、TEL 0284-82-9172)で始まった。

ルンビニー園の作家による作品。左側の壁以外にも柱などに3点展示。

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 出展するのは、知的障がい者施設「ルンビニー園」(樺崎町)、指定障がい者支援施設「かしわ荘」(葉鹿町)、知的障がい者施設「パステル」(小山市)。3施設でアートディレクターを務める篠崎孝司(たかつかさ)さんが「まだ出展したことがない人の作品も、この機会に出してみては」と声を掛け初開催となった。東京都在住の小村志緒里さんは個人として出展。2019年11月にルンビニー園が開催したアート展「TAO」で、篠崎さんが小村さんの兄と出会ったことがきっかけで出展する。

 同展では、絵の具を何層にも重ねて描いた作品や、ボールペンで小さな人を何人も描いた作品などを展示。作品数は「ルンビニー園」から10点、「かしわ荘」「パステル」からそれぞれ8点ずつと、小村さんの作品2点を合わせた28点。篠崎さんは「複数の異なる声部が、それぞれ異なるピッチとリズムを持つ旋律を奏でる『polyphony』(=多声音楽)のように、にぎやかな展覧会になれば」と話す。

 「artspace&cafe」の営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業。翌日定休)。3月22日まで。同8日13時30分から、陶製創作楽器を使った演奏と即興の舞「太古の響き」を行う。

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