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足利で企画展「ルンビニー園の8人」 知的障がいを個性と捉え活動

絵の具や色鉛筆などで描かれた大小さまざまな作品22点を展示する

絵の具や色鉛筆などで描かれた大小さまざまな作品22点を展示する

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 シリーズ企画「もうひとつの扉」VOL.2「ルンビニー園の8人」が9月7日、「artspace&cafe」(足利市通2、TEL 0284-82-9172)で始まった。

絵師の堀江光一さん、下妻喜枝さん、鈴木和江さん、岸本茂さん、高瀬冨美子さん、茂呂光秀さん、柴典子さん(左から)。渡辺徹さんは欠席

 展示するのは、樺崎町にある知的障がい者施設「ルンビニー園」の美術班のメンバー8人が描いた作品。同班は、知的障がいを「障害」と捉えるのではなく一つの「個性」として捉え、彼らを「樺崎町の絵師」と呼んでいる。1999(平成11)年からは、さまざまなギャラリーで展覧会を開いている。

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 作品は「artspace&cafe」代表の岩本圭司さんと、絵師らに絵画を教えている篠崎孝司さんが「その場の空気を変える力のある作品かどうか」で選んだという。7日のオープニングパーティーには絵師7人が出席。絵師の一人、鈴木和江さんは「いろいろな色を使って丸をたくさん描いた。上の線は橋」と作品について笑顔で説明した。

 岩本さんは「知的障がい者と呼ばれる人たちは、人間の根源に近い部分が表に現れやすいということがあるかもしれない。しかしその部分は全ての人の中にあるはず」と話す。「今回の展覧会で、皆さんと一緒に『人とは何か』『アートとは何か』など、今一度考えてみることができたら」とも。

 作品は販売も行う。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。今月29日まで。

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