「足利ひめたま祭」の開催中止を受け、「#エアひめたま祭」のハッシュタグを付けたツイッターの投稿が盛り上がりを見せた。
ひめちゃんとたまちゃんのフィギュアとひめたまラベルのラムネ(写真提供=足利ひめたま製作委員会)
「足利ひめたま製作委員会」が企画、「萌える一般社団法人」が企画・運営を行う同イベントは2010(平成22)年11月に「ひめたま痛車祭」としてスタートした。アニメやゲームのキャラクターをペイントやステッカーで装飾した「痛車」の展示や、コスプレ、屋台グルメの出店が行われ、昨年は約1万人の来場者が会場をにぎわせた。
今年も5月24日に開催予定だった同イベント。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開催は中止されたが、ファンの間で過去イベントの様子や参加予定だった「痛車」のツイートが「#エアひめたま祭」のハッシュタグと共に投稿された。足利ひめたま製作委員会の宮下文成さんは「違う形でイベントを楽しんでくれてうれしい。ひめたま祭を求めてくださる人がたくさんいると感じ、これからも変わらず続けていかなければ」と思いを語る。
足利ひめたま祭公式カメラマンのケーゴさんも5月24日、「タグを付けてみんなで写真を上げていきませんか」と「#エアひめたま祭」をツイートで呼び掛けた。ケーゴさんは「痛車乗りの方だけでなく、コスプレイヤーさんも巻き込んでちょっとしたお祭り気分が味わえた。ひめたま祭が忘れられていないと感じてうれしかった。次回開催の際はさらに協力して盛り上げたい」と意気込む。
10月下旬~11月上旬をめどに10周年記念イベントの開催を予定している。「できる形で開催していきたいが、規模を小さくするなど対策を行っても、いつもの『ひめたま祭』の空気感は作れない。現段階では開催するかも含めて検討中」と宮下さん。「次回開催するイベントは、『あの時のひめたま祭がある』と感じてもらいたい。特別な何かではなく、普段通りのことを大切にしていきたい」と話す。