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足利市斎場の建て替えで起工式 火葬炉を増やし、今後の高齢化社会に対応

新斎場の完成イメージ(写真提供=足利市)

新斎場の完成イメージ(写真提供=足利市)

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 足利市斎場(足利市新山町)の建て替え工事の起工式が3月28日、行われた。

起工式であいさつする早川尚秀足利市長

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 旧斎場は1976(昭和51)年11月に開場した。46年以上が経過し、施設の老朽化が進み旧耐震基準だったため、それらを抜本的に解消するとともに、将来予測される火葬需要に対応すべく、足利市は全面建て替えを計画した。旧斎場の延床面積は1647平方メートル。火葬炉は5基で1日最大9件対応できるが、今後の高齢化社会を推計すると5基では火葬需要に対応できないという。

 新斎場の建設工事費は、28億5,000万円。延べ床面積は2630平方メートル。火葬炉は6基、1日最大12件に増強される。今まで仕切りがなく1カ所だったお別れ室が複数あり、会葬者の心情への配慮やプライバシー保護にも対応する。

 起工式は、伊勢神社(伊勢町)の提箸照之宮司の下、神事が執り行われた。早川尚秀足利市長をはじめ、副市長、地元選出の県議会議員、市議会議員、地元自治会長ほか、市役所職員、工事関係者ら合わせて59人が出席した。

 早川市長は「12月10日に仮設斎場の運営が開始されてから早3カ月がたった。いよいよ、新斎場の建設工事が始まる。これまでと同様に地域住民の皆さまや斎場利用者の皆さまへの安全に対する配慮をしていただきながら、無事に事故もなく、建設工事を完了してほしい」とあいさつした。

 新斎場は2024年8月から火葬炉3基での一部供用を始め、2024年11月に火葬炉6基での全面供用を始める予定。

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