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足利「中橋」架け替えで起工式 現中橋は移設し活用、新しい橋は2028年春開通

「中橋架替工事 起工式」であいさつする早川尚秀足利市長

「中橋架替工事 起工式」であいさつする早川尚秀足利市長

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 足利市内の渡良瀬川に架かる「中橋」の架け替え工事の起工式が11月13日、中橋緑地北多目的広場駐車場(足利市通)で行われた。

くわ入れの様子

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 中橋は1936(昭和11)年に架けられ、橋長は295メートル、幅は車道7メートルと両側の歩道2メートルを合わせて11メートル。特徴は3連アーチの構造で、同市のシンボルとして市民に親しまれ、土木学会「栃木県の土木遺産」に登録されている。渡良瀬川改修計画策定の前に架けられたため、中橋付近の堤防は周辺より約3メートル低く切れ込んでおり、以前から浸水被害の危険性が問題視されていた。治水問題や橋の老朽化に加え、朝夕の交通渋滞や歩道の整備などの課題もあり、国、県、市が対策を検討してきた。

 国、県、市は課題の整理や整備方針などで協議を重ね、2020年7月、堤防のかさ上げと、それに伴う中橋の架け替えについての基本方針に3者が合意した。架け替えに際しては、現中橋の3連アーチを下流側にスライドし、歩行者・自転車の通行空間として再利用。3連アーチの上流側に車道を中心とした新しい橋を設置する。

 起工式には、主催の国土交通省関東地方整備局長、県知事、足利市長をはじめ、来賓の県選出国会議員や県議会議員、市議会議員、地元自治会長ほか、関係者も約50人が出席した。

 自民党栃木県支部連合会会長の茂木敏充自民党幹事長は「3年前の台風19号で渡良瀬川の支川が氾濫するなど、近年、自然災害、豪雨災害への治水対策の観点で中橋堤防のかさ上げは喫緊の課題だった。安全かつできる限り早期に工事が進むことを祈念している」とあいさつした。

 早川尚秀足利市長は「起工式を迎えることができ、長年の課題解決に向け、大きな一歩となるもので大変感慨深い。本事業を新たなまちづくりへの契機と捉え、中心市街地の活性化につなげていけるよう取り組んでいく」と話した。

 工事は来月から本格的に始まり、中橋は2024年秋から完成までの約3年半にわたり車両通行止めになる。新たな橋の開通は2028年春を予定している。

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