「親子で食育ラリー」が4月7日、アピタ足利店(足利市朝倉町)で行われた。
市内小学校の春休み最終日となる平日に親子で店内を回るイベントとして、「アピタ子ども図書館」が企画。密にならないよう予約制で定員を設け、親子13組、小学生を中心に17人の子どもが参加した。吉田喜美子館長は「コロナ禍で活動が制限されるなか、春休みに親子で楽しめるイベントとして『食育ラリー』を考えた」と話す。
同店の太田順也店長が「『食べること』は大切なこと。食べ物のことについて学んでもらうことで、明日からの『普段の食事』が少し違ったものになるかも。親子で楽しんで」とあいさつ。参加者は、問題用紙を手に、「食品」や「エコロジー」に関するクイズのヒントを求めて食品売り場や文具売り場など館内を回った。子どもたちは普段ゆっくり見ることのない売り場で発見したことを、楽しそうに話す姿があった。
イベントの最後は、自分たちが選んだお菓子やジュースなどを実際にレジで打ち、金銭の受け取りまでを体験する「レジ体験」が行われた。子どもたちは太田店長らから直接教わりながら実際にレジを触り、「楽しかった」「こんなにたくさんお菓子を買ったのは初めて」と、うれしそうに話していた。小学4年生の子どもと参加した小俣町に住む女性は「子どもの同級生と参加した。子どもが楽しめるイベントがあるのがうれしい。普段だったら親に頼るところを友達と協力して解決しようとしている姿を見て成長を感じた」と話した。