「ひとtoひとのフォーラム2020」が12月5日、足利市民プラザ(足利市朝倉町)で行われた。

入賞作品の展示

　人権尊重の意識づくりと男女共同参画社会の実現を図るための啓発事業の一環として、足利人権擁護委員協議会足利部会などで組織する実行委員会が12月4日～10日の「人権週間」に合わせて毎年、開催している。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、事前予約制で定員160人とした。

　和泉聡足利市長は「コロナ禍であるからこそ、お互いを尊重し立場を思いやる優しい心を持つことがコロナウイルスを乗り切る一番のエネルギーになるのでは」とあいさつで述べた。併せて、「人権ポスター」「書道」「作文」「男女共同参画キャッチフレーズ」4部門で表彰式を行い、最優秀賞18人、優秀賞36人に表彰状を手渡した。

　会場では入賞作品を展示したほか、一部を同市内で撮影した映画「パパはわるものチャンピオン」を上映。今年6月に延期されていた「男女共同参画事業」と同時開催となり、足利市女性団体連絡協議会はコロナ禍による差別偏見を無くそうと呼び掛ける「シトラスリボン」を来場者に配った。

　男女共同参画キャッチフレーズ作品「自分らしく いきいきと あなたらしさに “それいいね”」で最優秀賞となった足利市立第三中学校2年の廣瀬真歩さんは「最後の句が決まるまでが難しかった。賞を取るとは思ってもみなかったが、うれしい」と笑顔を見せた。