ケバブ専門店「KEBAB EREN(けばぶえれん)アシコタウン店」(足利市大月町)が11月6日、キッチンカーでの販売スタートから3周年を迎えた。
店主のエジェビトバネッサ沙織さんは青森県出身。トルコ出身の夫、アブドラさんとの結婚を機に足利に住み始め、2017(平成29)年にショッピングモール「アシコタウンあしかが」でケバブの販売を始めた。
トルコで親しまれているケバブを、本場の手法を生かしながら「日本人の味覚に合わせて味付けしている」という。開店当初から、一般的ではない「チーズをのせたケバブ」が好評だったことから、アレンジケバブにも力を入れている。現在、アメリカをモチーフにしたケバブ「スモーキーBBQ &炙(あぶ)りパイナップル」(600円)を期間限定で販売している。
アシコタウン店のキッチンカーは土曜、日曜、祝日に営業。平日はイートイン可能なテラス席がある西新井店(西新井町)で販売するほか、企業などへケバブ弁当の配達も行う。西新井店は店舗前の道路拡張工事のため、来春以降の閉店が決まっている。そのため新たなキッチンカーを準備中で、今後は2台体制で営業を続けていくという。
沙織さんは「3年前よりケバブ店が増え、より認知されてきているのを感じる。当初はトルコの印象が強かったケバブも写真映えを工夫することで、今は女性のお客さまも多く来てくれるようになった。見た目のインパクトも『わっ』と楽しんでもらえるようなものを意識していきたい」と話す。