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足利の「GUESTHOUSEわ家」が1周年 地域と共にコロナ自粛を乗り越え

路地裏にある「GUEST HOUSE わ家」と早川恵理子さん

路地裏にある「GUEST HOUSE わ家」と早川恵理子さん

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 足利のゲストハウス「GUESTHOUSE わ家」(足利市雪輪町)が9月14日で1周年を迎えた。

「GUESTHOUSEわ家」地域の人をつなぐ掲示板

 管理人の早川恵理子さんは、ゲストハウスを開くため市内の飲食店や農家でアルバイトをしながら資金をためた。地域のイベントにも精力的に参加し、地域の人との「輪」を広げた。店を開くに当たり、早川さんの大好きな台湾の雰囲気にも似た、築100年以上の古民家をリノベーション。店名の「わ家」は、「人の輪や和、さまざまな『わ』を、雪輪町で『はやかわ』がつないでいけるように」との思いから名付けた。

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 利用客はアメリカ、ドイツ、ベトナムなどさまざまな国から訪れた。軌道に乗って来たと感じ始めた矢先、新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月から6月末まで営業を休止。休止期間中、早川さんは店の前に掲示板を設置した。設置当初、イベント中止の情報などネガティブな情報ばかりになるのでは、と考えたが、テークアウトで足利の飲食店を応援するポスターやテークアウトマップが貼られ、「がんばろう!足利」など、激励のメッセージが書き込まれることもあった。雨でメッセージが消えると、誰かがまたメッセージを書き足していく。いたずらや落書きをされたことはないという。早川さんは「やってみて良かった。書いてくれる人がいるとは思っていなかった。ネットで情報を手に入れる時代だが、年配の人が多く住む地域なので、これからも掲示板で情報発信していけたら」と笑顔を見せる。

 1年を振り返って、「準備期間からずっと、とにかくがむしゃらにやってきた。お客さまだけでなく、地域の人たちとの新しい出会いがあった。足利の大先輩から『商いは飽きない』だという言葉をもらった。これまでは突っ走って来たけれど、細く長く飽きないように続けていきたい」と今後の展望を語る。

 宿泊料金は3,850円~。16時~22時チェックイン、12時チェックアウト。