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足利出身のアーティストが故郷をイメージした楽曲配信 織姫神社をモチーフに

「ひびきあう夕暮れ」(画像提供=チューリッヒ保険会社)

「ひびきあう夕暮れ」(画像提供=チューリッヒ保険会社)

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 足利市出身の作曲家・鍵盤演奏者の和久井沙良さんが手がけた「ひびきあう夕暮れ」の配信が先月、チューリッヒ ユーチューブ公式チャンネル「Green Music produced by Zurich」で始まった。

オンラインインタビューに答える和久井沙良さん

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 同チャンネルは、チューリッヒが「気候変動の問題を日本の皆さまと考えるきっかけにしたい」と今年1月に開設。日本の自然豊かな土地をテーマに、新進気鋭のアーティストが手がけた楽曲を配信する。和久井さんの楽曲は6月に公開された。

 和久井さんは1998(平成10)年足利市生まれ、東京都在住。小学5年から足利ユースオーケストラに所属し、足利女子高校卒業後、東京藝術大学音楽部楽理科へ進学した。大学卒業後は「yama」さんや「TK from 凛として時雨」さんなどのアーティストと共演し、今年3月、ソロプロジェクト「Sara Wakui & Spice Rhythm」の活動を始めた。

 「ひびきあう夕暮れ」は、和久井さんが「この景色は未来に残ってほしい」と思いながら22分間にわたり即興演奏した楽曲。動画では、曲とともに足利織姫神社を舞台にしたアニメーションが描かれる。同神社が選ばれた理由について、和久井さんは「学校帰りに友人と織姫神社で語り合った思い出」から提案したという。アニメーション制作は、埼玉県出身で「借りぐらしのアリエッティ」「ペンギン・ハイウェイ」などの制作に関わった新井陽次郎さんが手がけた。

 和久井さんは「足利の景色が好きで、風の感じや植物と空気が混ざった匂いを今でも鮮明に覚えている。寄り添ってくれる故郷の自然に元気をもらう若者はたくさんいると思う」と話す。

 楽曲はユーチューブで視聴できる。

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