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足利市の専門学校生が「長尾と刀と足利の歴史」冊子 市内小中学校に配布

村井鈴菜さん、岩井月菜さん、田谷野藍羽さん(左下から)森田大輝さん、原島由菜さん(左上から)

村井鈴菜さん、岩井月菜さん、田谷野藍羽さん(左下から)森田大輝さん、原島由菜さん(左上から)

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 足利デザイン・ビューティ専門学校(足利市田中町)の生徒らが、「長尾と刀と足利の歴史」の小中学生向けの冊子を制作し、2月上旬から足利市内の小中学校に配布している。

制作された「長尾と刀と足利の歴史」の小中学生向け冊子

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 冊子の制作を担当したのは、同校クリエイティブデザイン科イラストコースを専攻する2年生の男女5人。足利学校や歴代足利長尾、現在足利市立美術館に展示されている刀の「山姥切(やまんばぎり)国広」について足利市内の小中学生に興味を持ってもらうおうと、足利市立美術館館長から依頼を受け、制作が始まった。

 制作期間は約4カ月。同美術館の職員と勉強会を行い、足利の歴史について理解を深めるところからスタートした。漫画形式にした冊子は、せりふの難しい言い回しを避け、読者となる小中学生に分かりやすくなるよう心掛けた。紙面のレイアウトやデザインなども生徒らで話し合い、完成させた。それぞれ分担して作業する中、内容の相違がないよう連携して制作するのが難しかったという。

 制作を担当した田谷野藍羽さんは「依頼を受けた当初はできるか不安だったが、工夫して作った分、完成したときには大きな達成感があり、とてもうれしかった」と笑顔を見せた。

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