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「足利東都給食」が50周年 従業員は女性8割「継続して女性が働ける環境作り」目指す

「足利東都給食」の従業員ら

「足利東都給食」の従業員ら

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 学校給食の受託運営やランチデリバリーなどを行う「足利東都給食」(足利市南大町)が3月で50周年を迎えた。

「ハローランチ」の日替わりメニュー「Royal(ロイヤル)」の弁当

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 同社は1971(昭和46)年3月20日、足利市朝倉町で創業。1982(昭和57)年、「日本給食サービス協会」「集団給食協会」に加入し、1988(昭和63)年に弁当の製造を本格的に行うため、社屋を現在の場所に移転した。2007(平成19)年には、「足利市学校給食調理場」(鹿島町)の受託運営を開始。現在、食堂やこども園等での給食委託運営管理、学校給食やランチデリバリー、ケータリングなどを行う。

 「食を通じて社会に貢献」を経営理念に、「地元の人たちに愛される会社」を目指して創業当時から地元の食材をできるだけ取り入れてきた。6代目社長の小堀久義さんは50周年を迎え、「昔から継続してお付き合いをしている自治体や取引先もある。今回、同市の市制100周年をきっかけに『JA足利』で取り扱う地元野菜も使わせていただくことに。今後も地域との関わりを大切にしていきたい」と話す。

 配送作業やこども園の調理場の担当は子育て世代が多く、従業員150人中8割が女性。親子2代で勤務する人もいるという。同社は今年、栃木県が仕事と家庭の両立を応援する「いい仕事いい家庭つぎつぎとちぎ宣言」に登録し、「継続して女性が働ける環境作り」を目指す。

 取締役・営業部長の荻原肇さんは「人の手に頼らざる得ない為、従業員がいて成り立つ仕事。次の50年に向け、従業員一人一人がお客さまの視点に立ち、自覚を持って取り組んでいけるよう、原点に戻り一食一食を大切にしていきたい」と話す。

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