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足利山林火災 栃木市でチャリティーイベント「応援マルシェ」、集まった募金を寄付

消防隊による「水のう」の実演

消防隊による「水のう」の実演

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 足利山林火災のチャリティーイベント「足利応援マルシェin栃木」が3月21日、とちぎ山車会館前広場(栃木市万町)で開催された。

足利市山林火災の消火活動について講話を聞く来場客

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 山が身近にある栃木市で、市民の「防災意識向上」と、3月15日に鎮火した足利市山林火災における復旧への募金活動を兼ねたチャリティーイベントが行われた。企画した栃木市の「地域おこし協力隊」は、これまでも栃木市内で数々のイベントを開催してきたことから、足利市の出店者とつながりが多くあり、今回の企画が実現した。

 当日は足利の飲食店を中心に物販など含め9店舗が出店し、雨天にもかかわらず延べ300人が来場した。体験ブースでは消火器具の体験や、栃木市消防本部、栃木市危機管理室の協力の下、足利市山林火災の消火活動に携わった消防隊による講話が行われた。

 企画した同隊の遠藤百合子さんは「大好きな足利に私ができることは『イベントで募金を集めること』と考え、SNSでチャリティーイベント開催を呼び掛けた。雨の中だったが、消防士からの講話は毎回立ち見が出るほどだった。募金も多くの方に協力いただき感謝している」とイベントを振り返った。

 フェイスブックで開催を知ったという、佐野市在住の松永実加さんは「2019年の台風被害の後、自らボランティア団体も立ち上げた。防災に興味があり、意識を高めるため参加した。山火事のことはずっと気になっており、鎮火したので安心している。『水のう』による消火体験ができて良かった」と感想を話した。

 同隊から今月23日、当日の募金と出店料・出店者からの寄付金を合わせた5万8,423円が足利市に寄付される。

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