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足利の甘味処が3周年 足利市のキャラクター「たかうじ君」を人形焼きに

「たかうじ君焼」と「焼きそば(並)」のポテト入り(350円)。

「たかうじ君焼」と「焼きそば(並)」のポテト入り(350円)。

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 甘味処「喜左衛門(きざえもん)」(足利市通2)が3月16日で3周年を迎える。

甘味処「喜左衛門(きざえもん)」店主の饗庭幸恵さん、仁一さん夫婦

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 静岡県焼津市出身の店主、饗庭幸恵(あいばゆきえ)さんは約30年前、夫の仁一(じんいち)さんの出身地である足利市に移住した。前職を定年退職するに当たり、「新しいことを始めてみたい」と、2018(平成29)年に同店をオープン。店名の「喜左衛門」は仁一さんの先祖が造り酒屋をしていたころの名跡で、「代々受け継がれてきた名前を復活させたい」という夫婦の思いを込めた。

 幸恵さんは「他市にあるようなご当地キャラクターの焼き菓子を、足利市でも作れないか」と思ったことをきっかけに、同市イメージキャラクターの人形焼き「たかうじ君焼」(80円~)を考案。あんには定番の粒あんやハムチーズなど6種類と、季節のあんも登場する。昨年、新型コロナウイルスによるテークアウト需要で売り上げが伸びたというサブメニューの「焼きそば」(300円~)は、足利に本社・工場を構える「月星ソース」のソースを使うほか、隠し味にだしを入れ、味付けている。足利名物にもなっている「ポテト入り」を注文する客がほとんどだという。

 オープンから3年、下校途中の学生から「お茶のお供や差し入れに」と年配客に至るまで、幅広い世代が訪れるようになった。幸恵さんは「悪天候の日や新型コロナウイルスなどで大変な時も、ありがといことにお客さまが1人も来ない日は無かった。これからも『気軽に寄れる店』として、頑張っていきたい」と話す。

 営業時間は11時~18時。月曜・木曜定休。

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