足利商工会議所「まちおこし探偵団・足利浪漫の会」(足利市通3)が12月20日、足利産ブドウを使った赤ワイン「足利浪漫」を200本限定で発売した。
同会は2013(平成25)年に設立。「足利浪漫」は足利市田島町で苗から育てたブドウ「マスカット・ベーリーA」を100%使い、ココ・ファーム・ワイナリー(田島町)で醸造した赤ワイン。2019(令和元)年に続き2回目の発売となる。
ラベルは足利工業高校産業デザイン科(西宮町)に依頼し、3年生の佐藤凛さんのデザインが選ばれた。佐藤さんは「足利銘仙の柄をイメージし、ブドウを連想させるような色を使って、高級感とポップなかわいらしさもあるラベルを目指した」と言う。「色味や奥行きのあるデザインにしたことで、大人の女性に似合うような雰囲気になったのでは。自分の考えたワインラベルの採用が決定して自信になった。たくさんの人の手に取ってもらえたらうれしい」
販売店の一つ、「オレンジショップいいだ」(山下町)の店主、飯田義三さんは「ラベルのデザインは品があり、足利のイメージにも合っている。『足利浪漫』は『足利浪漫の会』がブドウの育成を手伝った愛情たっぷりのワイン。しょうゆやみそで味付けしたものと相性がいいと思う。年末年始の食事や足利のお土産にもってこい。数に限りがあるので、事前に販売店まで確認・予約を」と呼び掛ける。
価格は3,800円(750ミリリットル)で、同会加盟店のみで扱う。加盟店は「武井酒店」(利保町)、「オレンジショップいいだ」(山下町)、「丸川屋長谷川商店」(通4)、「大黒屋酒店」「ワインショップ和泉屋」(以上、通3)、「佐川酒店」(家富町)、「酒のなかむら」(堀込町)。