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足利のワイナリーが足利産ブドウ初収穫 原産地表示に対応

収穫されたブドウと(左から)増子敬公社長、増子春香専務、栽培担当の増子和香さん

収穫されたブドウと(左から)増子敬公社長、増子春香専務、栽培担当の増子和香さん

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 マルキヨー(足利市島田町)内の醸造所「Cfa Backyard Winery(シーエフエー・バックヤード・ワイナリー)」が10月27日、足利産ブドウを初収穫した。

ワイン用ブドウを収穫するスタッフ

 同社は1951(昭和26)年創業の清涼飲料水製造会社。ラムネ、シロップ、ジュースを製造している。2012(平成24)年に醸造所「Cfa Backyard Winery」を立ち上げ、ワインの醸造、販売をスタートした。山梨県産のブドウを使いながら、搾り方や酵母の種類など工夫を凝らし、国内最大級のワインコンクール「SAKURA Japan Women's Wine Awards(通称サクラアワード)」で2016年から3年連続で賞を獲得するなど、国内で高い評価を得ている。

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 2018(平成30)年、日本固有種のブドウ「甲州」のハウス栽培を始めた。約100本のブドウを植え、今年の収穫量はワイン500本分相当の約500キロ。気象観測装置により、ハウス内の温度や湿度、日照状況、葉の状態などをリモートで監視する。ブドウ畑の状況をプログラム監視することで、病気が発生しやすい条件を予め知ることができるため、農薬の使用量を抑えられるという。

 増子敬公(よしひろ)社長は「この畑では、ほぼ無農薬でブドウを育てた。ブドウは一般的に乾燥した土地で育つ植物。田んぼに囲まれたブドウ畑はここだけでは」と話す。

 増子春香専務によると、2018年に原産地表示が厳格化されることを見込み、2012年ごろから足利産ブドウの栽培を考えていたという。「ブドウは育った土地の個性が出やすい果実。この土地の味わいにチャレンジしたいと考え、ブドウの栽培をスタートした。足利産ワインのラベルのデザイン性でも遊んでみたい」と話す。

 収穫したブドウは収穫当日に仕込みを終えた。2021年春ごろ、白ワインとして販売する予定。店舗の営業時間は10時~17時。土曜・日曜・祝日定休。