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足利・葉鹿小校歌の「歌碑」完成で式典 4代に歌い継がれ88年

「歌碑」の材質は御影石。サイズは縦約90センチ、横約150センチ

「歌碑」の材質は御影石。サイズは縦約90センチ、横約150センチ

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 足利市立葉鹿小学校(足利市葉鹿町)校歌の「歌碑」が完成し、10月28日に除幕式が行われた。

式典には、全校児童を代表し6年生64人が出席した

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 同小の校歌は1933(昭和8)年、創立60周年を記念して制定された。作詞は、足利中学校、栃木中学校、宇都宮中学校などで校長を歴任した小林政一教諭。作曲は、「たなばたさま」「ゆうやけこやけ」をはじめ、全国の小中高の校歌を作曲したことで知られる、作曲家で音楽教育者の下総皖一(しもおさかんいち)。

 校歌には「篠生の森」など、現存する葉鹿の自然や風土が歌い上げられている。郷土の無形文化財を目指し、未来への継承を目的のため発足した「葉鹿小学校校歌顕彰実施委員会」が約3年前に協議を始め、昨年から町民へ協賛金を募るなどして建碑の計画を進めてきた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、式典は屋外にある校内ロータリーで行われた。葉鹿町の自治会長はじめ、実行委員、教職員や学校関係者などのほか、6年児童が式典に出席。テープカットと除幕の後、実施委員長や学校長、代表児童があいさつし、最後に全員で校歌を斉唱した。

 代表であいさつをした関根煌斗(こうと)くんは「長い間歌い継がれていることを知り、すごいと思った。祖父や母が、校歌を歌うと体育館や入学式を思い出すと話していたのを聞き、校歌はみんなの思い出と共にある大切なものだと思った。これからも葉鹿小学校の校歌に誇りを持って大人になっても大切にしていきたい」と話した。

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