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佐渡裕さん、足利の小学校で授業 シエナ・ウインド・オーケストラの演奏も

佐渡裕さんと「シエナ・ウインド・オーケストラ」木管八重奏アンサンブルメンバー

佐渡裕さんと「シエナ・ウインド・オーケストラ」木管八重奏アンサンブルメンバー

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 「シエナ・ウインド・オーケストラ」木管8重奏ミニコンサートと佐渡裕さんによる特別授業が12月17日、足利市立青葉小学校(足利市大橋町)で行われた。

佐渡裕さんに指揮の振り方を教えてもらう児童

 足利市民会館で同日に開催された「佐渡裕指揮シエナ・ウインド・オーケストラ<ブラスの祭典>」に合わせた市の文化事業。「青少年交流教育プログラムアウトリーチコンサート」として、同校4年生児童48人を対象に開いた。

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 同楽団のアンサンブルメンバーによるミニコンサートでは、カゼッラの「プパツェッティ」、ベートベーンの「交響曲第9番」を木管8重奏で演奏した。後半は「シエナ・ウインド・オーケストラ」首席指揮者、佐渡裕さんによる特別授業。指揮者という職業が普段どのような生活をしているのか、そしてフルートとの出合いから2011年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で指揮をする夢を実現するまでを、写真と併せて話した。自身が小学生の時にリコーダーが得意だったことから、リコーダー2本を使った演奏も披露。実際に指揮の振り方を児童が体験する場面もあった。

 「指揮をする時に気を付けていることは?」という児童からの質問に、佐渡さんは「指揮台から落ちないようにしている」と笑いも交えながら、「言語も含めたコミュニケーション、そしてオーケストラのリーダーとしての自覚を持ち、メンバーと信頼関係を築くために楽譜を勉強していくことに尽きる」と答えた。同市で定期的に演奏するようになって15年ほどがたつことから、「足利学校があることで、街が学びの場を大事にしている印象。市民会館内『ロイヤル』のチキンカツが大好き」と話し、最後に「夢を実現するためには、文字にし、話すこと。(才能+努力+運)×感謝力、これが、奇跡が起こる方程式」と締めくくった。

 同小4年の藤川さんは「指揮者の仕事は棒を振っているだけではないということが分かった」と話した。自分のサックスにサインをもらった同小の赤坂奈々教諭は「中学1年の時に始めたサックスで足利の選抜メンバーになり、佐渡さんの指揮で演奏した経験がある。今度は教育者として、こうして会えたことはまさに感謝すべきこと」と喜んだ。