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足利のライブハウス「SOUNDHOUSE PICO」が10周年 今後はライブ配信も

「SOUNDHOUSE PICO」の10周年記念Tシャツを持つ石原さん

「SOUNDHOUSE PICO」の10周年記念Tシャツを持つ石原さん

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 ライブハウス「ASHIKAGA SOUNDHOUSE PICO(ピコ)」(足利市通1)が6月2日で10周年を迎えた。

「SOUNDHOUSE PICO」外観

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 代表の石原祐希さんは黒磯市(現在の那須塩原市)出身で、学生時代を足利で過ごした。卒業後、自身もバンド活動をしながら市内ライブハウスに勤務。ライブ運営に関するノウハウを学び、次第にPA(舞台音響)やバンドのブッキングなども任されるようになった。石原さんは「足利市の高校生を含む10~20代メインのイベントを開いた際、3日間で500人の観客を動員した。この時、『足利のライブハウスはまだまだ行ける』と確信した」と話す。その後、市内で元々ライブハウスだった場所を引き継ぎ、2010(平成22)年に同店を新規オープンした。

 6月に10周年記念公演を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け延期になった。用意した記念グッズはインターネットで販売し完売。現在は受注分のみ受け付けている。

 石原さんはレコーディング、フライヤー制作やライブのPAなど、ライブハウスに関わる業務をほとんど1人で行っているという。ライブハウスを運営して10年。「今はバンドというよりは、自分一人でできるコンテンツが増えたので、オープン当初の方がバンド活動は盛んだった。僕の活動が止まったら足利で活動するバンドは無くなってしまう、という気持ちでいる。新型コロナ予防で活動は制限されているが、少しずつでもやっていれば芯でつながっていくと信じている」と思いを語る。

 現在は7月に開催を予定する、観客数限定のユーチューブ同時配信イベントを企画中。石原さんは「新型コロナによる自粛を経て、間違いなく音楽文化は変わっていく。今までやっていたライブを同じように開催できるようになるには時間がかかるだろう。音楽・映像配信と、うまく両立しながらやっていくことになる。ライブハウスへ来てもらう人にはフェースシールドの配布をはじめ、万全の対策をして感染予防をしていく」と営業再開へ向けて意欲を見せる。

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