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足利で「絵バッグ展」 80歳の女性作家が草木染、チョウや花を描く

絵バッグと作家の岩下伸子さん

絵バッグと作家の岩下伸子さん

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 作家の岩下伸子さんによる「Nobuの絵バッグ展『80』」が11月20日、「ギャラリーショップいまぁじん」(足利市本城1、TEL 0284-41-2188)で始まった。

「M」シリーズは初の展示。軽いのでアクセサリー代わりにも

 今年80歳を迎える岩下さんは、草木染を始めて40年余り。70歳、77歳の時にもバッグ展を開いており、今回は3回目となる。幼少期の体験や、学生時代に山岳部で高山植物などに親しんだことから、植物や自然がずっと好きなのだという。今回の展示は、自然からインスピレーションを受けて制作した、柿渋や藍で染めた布のバッグ、チョウや花などを描いた絵画のような「絵バッグ」が中心。「家庭画報大賞・マックスマーラ賞」を受賞したタペストリーや、公募展で入賞したニット作品を加え約50点を展示する。

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 布で作った絵バッグは軽く、壁に飾るほか、アクセサリーのように身に着けて気軽に楽しめる。これまでの活動でも編み物や織物、染色、刺しゅうを使い、「他の人が手掛けないオリジナルな作品を心掛けてきた」と言い、10年ほど前からはリメークにも取り組む。できるだけ環境に負担を掛けないよう素材にも気を配り、製造過程で捨てられるくず繭から作られる真綿や嫁入りの際の着物を素材に「絵バッグ」作りをしているという。岩下さんは「『断捨離』という言葉が一般的になり、着物などは捨てられたり、タンスにしまわれたりということも多いかもしれない。そうしたものを素材として使うことで、家族への感謝の気持ちや思い出がよみがえり、宝物のような作品になる」と話す。

 「制作活動を通じて生まれた人との出会いや交流が楽しい」と話す岩下さん。初日の20日は絶え間なく訪れる来場者と作品についての会話を楽しんでいた。

 開催時間は12時~19時。11月27日まで。

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