![中橋緑地多目的広場から渡良瀬橋方面に向かってごみを拾う人たち](https://images.keizai.biz/ashikaga_keizai/headline/1557886703_photo.jpg)
「渡良瀬川クリーン運動」が足利市中心部を流れる渡良瀬川などで5月12日、開催された。
今年で25回目を迎える同イベントは、足利市を流れる渡良瀬川とその支川の美化を目的に、1995(平成7)年から年に1回、開催されている。同市では計13会場で一斉に河川清掃が実施された。取り組みは渡良瀬川上流の群馬県みどり市から下流の栃木県栃木市、群馬県板倉町などで行われ、全体で7869人が参加した。同市の参加は、3863人だった。
会場の一つである中橋緑地多目的広場(通2)には、市内企業や学校、市民団体、自治会などから市内では最も多くの人が集まり、それぞれに河川敷のごみを拾って歩く姿が見られた。開会式では和泉聡市長をはじめ、国土交通省関東地方整備局の高田昇一事務所長があいさつ。
高田さんは「足利市の真ん中を流れ、皆さんの生活の中にある渡良瀬川を日々きれいにしていただき末永く見守っていただきたい」と話した。
初めて参加した市内在住の小学5年生は「たばこがたくさん落ちていた。どうして大人はごみを落とすのだろう」と吸い殻の量に驚きの声を上げていた。
イベント全体でのごみ集積量は2トントラック換算で合計46.43台分。そのうち同市で回収したごみの量の合計は、燃えるごみが2.4台分、燃えないごみが1.4台分だった。