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足利のギャラリーで「飯山太陽展」 展示空間生かした作品50点超

作品「克蘇魯様(くとぅるふ)」と飯山太陽さん

作品「克蘇魯様(くとぅるふ)」と飯山太陽さん

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 個展「飯山太陽展」が3月12日、ギャラリー「artspace & cafe」(足利市通2、0284-82-9172)で始まった。

ギャラリーの空間を生かした作品展示

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 2000(平成12)年生まれで芳賀郡益子町在住の飯山太陽さんは、絵画や音楽などをモチーフに作品を手がけるアーティストとして制作活動を行う。2019年に益子町で初の個展を開いた。昨年は、同町で行われた「土祭(ひじさい)」や足利市で開催されたアートイベント「路地まちアートランブル」に出展した。

 個展開催は今回で3回目。同店では昨年に次ぎ2回目となる。アクリル板に描いた大型作品「克蘇魯様(くとぅるふ)」「全てはこの瞬間のために。」、実在しない昆虫を繊細なタッチで描いたペン画「架空の昆虫」シリーズなど、これまで飯山さんが手がけた作品50点以上を並べる。初展示となる「下町御釈迦」は、ペンや色鉛筆などの画材を使い、約4年かけて少しずつ制作を続け完成したという。

 同展の会場は飯山さん自身がプロデュース。音楽作品の映像を天井に投影したり、歌詞を立体的に展示したりするなど、会場の空間を生かした。3月26日は、シンガー・ソングライターのキヨカ(綺代翔)さんによる音楽ライブ開催を予定している。

 飯山さんは「日常で浮かぶイメージを雑紙などにメモし、制作に生かすこともある。小さいころから本当に絵が好きで、遊びの延長のような形で描いていた。見に来てくれた人の感じ方の数だけ正解がある。多くの方が来場し、作品を好きなように見てくれたら」と呼びかける。

 益子町から来廊した親子は「太陽君の家のすぐ近くに住んでおり、昨年も個展を見に来た。細かいところまで描かれていることに驚く。太陽君の『イメージの世界』の豊かさを感じる」と笑顔を見せた。

 営業時間は11時~18時。月・火曜定休(祭日は営業し、翌日休業)。3月27日まで。

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