足利市は7月21日、7月17日夜から18日にかけて発生した集中豪雨による被害状況と被災者支援策を発表した。
22日12時現在の被害は764件。人的被害は死亡2人、救急搬送1人。住家被害は全壊1件、床上浸水80件、床下浸水83件、一部損壊71件の計235件で、道路被害316件、非住家被害44件、崖崩れ64件など。車両被害は40件と21日発表の20件から倍増した。
宇都宮地方気象台によると、足利観測所において18日2時20分までの12時間に観測された総雨量は232.5ミリで観測史上最大。市は線状降水帯の発生予測などを受け、22時50分に4万5459世帯8万9572人へ避難指示、18日0時30分に小俣地区へ緊急安全確保を発令した。早川尚秀足利市長は「17日16時34分のレベル3警報時点で既に道路冠水が広がり移動が危険だった」と説明し、「対応が完全だったかと言われればそうではない」と、対応を検証する考えを示した。
足利市社会福祉協議会は19日、足利市災害ボランティアセンター(足利市東砂原後町、足利市総合福祉センター内)を設置した。家の片付けなどの依頼は、電話(TEL 080-8983-5909、080-8865-9804)で受け付ける。ボランティアの参加申し込みはウェブサイトの専用フォームで受け付け、平日40人程度、休日80人程度を募集する。
市が発行する住家の被害程度を証明する「罹災(りさい)証明書」と、住家以外の被害の事実を証明する「被災証明書」は、オンライン申請と市役所本庁舎2階の窓口で受け付ける。窓口受付時間は平日9時~16時30分、申請は災害発生日から90日以内。
被災者を対象とした市の総合相談窓口(本庁舎1階)と専用コールセンター(TEL 0284-20-2208)は9時~16時30分に受け付ける。今月31日まで。義援金は9月30日まで、足利銀行、足利小山信用金庫などに開設する専用口座への振り込みのほか、会計課窓口への持ち込み、現金書留で受け付ける。市役所本庁舎や市内17公民館など市内26施設に災害募金箱を設置している。
早川市長は国の激甚災害の指定について「おそらく今回の被害規模では適用されないので、市単独の支援が中心になる。5月に運用が始まった新しい防災気象情報で初のレベル4警報発令、線状降水帯直前予測の発表などを踏まえ、国や県にも支援を要請していく」と話す。