男子バスケットボールBリーグ1部の宇都宮ブレックス(以下、ブレックス)のプレシーズンゲーム(PSG)が9月2日、足利市民体育館(足利市大橋町)で行われた。
ブレックスは昨季レギュラーシーズン全60試合を戦い、32勝28敗の東地区3位でシーズンを終えた。今季は「達成しようと努力する」という意味の新スローガン「STRIVE(ストライブ)」を掲げ、2年ぶりの王座奪還を目指す。
沖縄などで開催されている「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に、日本代表として比江島慎選手と佐々宜央ヘッドコーチ(代表ではアシスタントコーチ)が、ニュージーランド代表としてアイザック・フォトゥ選手が出場。この日のPSGは、ケビン・ブラスウェルアソシエイトコーチがヘッドコーチ代行を務めた。
対戦相手はB2山形ワイヴァンズ。立ち上がりは山形に連続で得点を奪われるも、第1クオーター(Q)、第2Q共にリードを保ち44-31で前半を折り返す。後半はさらにリードを広げ、93-71で勝利した。
試合後、ブラスウェルアソシエイトコーチは「PSGの初戦で、自分たちが練習でやってきたことを実戦で出すことができ、ファンの皆さんの前でプレーできて良い試合だったと思う。次戦に向けては今日の反省を生かし、佐々ヘッドコーチも代表活動から戻ってくるので、来週はもっと良い試合ができるよう準備したい」と話した。
埼玉県から友人と観戦に訪れた清水聡美さんは「勢いのある若手選手も頑張っているので、とても期待している。比江島選手とフォトゥ選手が代表から戻ってきて、この勢いのままシーズンが始まってくれるとうれしい」と声を弾ませた。
次のPSGは、9月10日に同会場で行われる京都ハンナリーズ戦を予定している。