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足利市人口が60年11カ月ぶりに14万人割れ 30年間で子どもは半数に

足利市役所本庁舎玄関前にある推計人口パネル

足利市役所本庁舎玄関前にある推計人口パネル

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 足利市の推計人口が8月1日現在で前月比61人減の13万9953人となり、60年11カ月ぶりに14万人を下回った。

足利市役所本庁舎

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 同推計によると、1962(昭和37)年10月、御厨町、坂西町を編入し、人口が14万人を超えた。人口ピークは1990(平成2)年9月の16万8346人。当時、県内2番目の人口だった。以降、人口減少が続き、直近では年1000人ペースで減少している。

 年齢別人口は国勢調査によると、2020年で年少人口(0歳~14歳)が1万5176人、生産年齢人口(15歳~64歳)が8万642人、老年人口(65歳以上)が4万7023人。1990年との比較で、それぞれ、2万9454人、11万5462人、2万2699人となっており、少子高齢化が進んだことがうかがえる。

 21日の定例記者会見で記者団からの質問に対し、早川尚秀足利市長は「歴史的な人口減少の流れはあるものの、やはり人は町の力である。本年度、内閣官房の『地域アプローチ』の支援を受け、地域特性を分析し、少子化対策を検討するチームを作った。若者はもちろんのこと、市民の生活基盤の安定につながるような取り組みを引き続き行う」と話した。

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