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足利の伝統行事「ペタンコまつり」 4年ぶりの開催に2万人

300年以上前から続く足利の伝統行事

300年以上前から続く足利の伝統行事

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 足利市の重要文化財に指定される「足利初山祭り(はつやままつり)」が6月1日、行われた。

御朱印は男女で形が異なる

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 「ペタンコまつり」の愛称で知られるこの祭りは毎年6月1日の浅間神社(足利市田中町)の山開きの日に行われており、赤ちゃんの額に御朱印を押してもらうことで、無病・息災・開運を祈願する伝統行事。男の子は高い山の「男浅間」、女の子は低い山の「女浅間」へ参拝する。コロナ禍の影響で、2020年から3年連続中止となっていたため、今回が4年ぶりの開催となった。

 足利富士浅間神社総代の宮澤佐介(さかい)さんは「マスクやフェースシールドのほかゴム手袋を装着し、消毒も行うなど、感染症対策を実施したうえで開催した。3年間中止だったので、久しぶりに開催されてうれしいという参拝客の声も多く聞かれた」と話す。

 当日は、乳幼児やその両親、祖父母など、市内外からおよそ2万人(主催者発表)の参拝客が訪れた。群馬県太田市から訪れたという生後10カ月の赤ちゃんの母親は「しばらく中止だったと聞いていたが、今年は参拝できて良かった。子どもがこれから成長していく中でさまざまな試練があると思うので、それを乗り越えられるよう願っている」と話していた。

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