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足利「路地まちアートランブル」がCF アーティスト支援やイベント周知目的に

路地まちアートランブル実行委員長の小沢智恵子さん

路地まちアートランブル実行委員長の小沢智恵子さん

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 足利で今秋に行われるアートイベント「路地まちアートランブル」開催に向け、現在、同イベントの実行委員会がクラウドファンディング「CAMPFIRE」で支援を呼びかけている。

谷川俊太郎さんの詩「であう」は「artspace & cafe」の店内に展示されている

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 足利の路地に点在する古民家や空き店舗など、歴史ある建造物に展示したアート作品を散策しながら鑑賞して楽しんでもらう回遊型で開催する同イベント。2021年の初開催時は、15カ所の会場に31人のアーティストが作品を展示、1000人を超える来場者があったという。今回が2回目で、10月28日から11月5日までの開催を予定する。

 同実行委員会の代表でアーティストの小沢智恵子さんは「初開催時は、アーティストから参加料を集めた。今後、地元の『アートの祭り』に育て、安定した運営をしていくために、クラウドファンディングに挑戦することにした。集まった資金は主に、アーティストの支援や、より多くの人にイベントを周知するために使いたい」と話す。

 秋の開催に向け、今後の活動の礎にしようと、同イベントのアートディレクターで造形家の岩本圭司さんが、詩人の谷川俊太郎さんに同イベントをテーマに作詩を依頼。活動への思いや意義を反映した詩「であう」が出来上がった。現在、印刷された詩に谷川さんの直筆サインが入ったものをギャラリー&カフェ「artspace & cafe」(足利市通2)の店内に展示している。

 小沢さんは「ゆっくり散策し、カフェやショップ、レストランなどに寄り道をしながらアートに親しんでほしい。町や人、アートとの『であい』を丸ごと楽しんでもらえれば。大勢の人に参加してもらい、足利の町が元気になるようなイベントに育てていければ」と話す。

 返礼品は、同イベントの入場券、参加アーティストの作品などを用意する。目標金額は200万円。5月14日まで。

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