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足利のワイン「ラ・ムーネ・ヤ・ツクル」がSNSで話題に 2万リツイート

「速瀬のあ」さんのツイッター投稿(編集部でスクリーンショット撮影)

「速瀬のあ」さんのツイッター投稿(編集部でスクリーンショット撮影)

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 足利の「Cfa Backyard Winery(シーエフエー・バックヤード・ワイナリー)」(足利市島田町)が醸造したワイン「ラ・ムーネ・ヤ・ツクル・ロゼ」が現在、ツイッターユーザーの目に留まり話題になっている。

ワイン「ラ・ムーネ・ヤ・ツクル・ロゼ」のラベル(画像提供:KURAND)

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 同ワインをツイッターでツイートしたのは、滋賀県在住の「速瀬のあ」さん。「すっきり軽やかで呑(の)みやすいんだけど‥‥名前よ(笑)」と10月3日、投稿したワインの写真には10月6日現在、8万4千いいねが付いている。リツイートも2万リツイートに達した。自分で選んだワインではなく、酒類通販サイト「KURAND(クランド)」(東京都足立区)のサービス「酒ガチャ」を利用したところ、偶然届いたものだという。

 「ラムネ屋が作る」とも読めるワインの醸造元を運営するのは、1951(昭和26)年創業で、ラムネなどの清涼飲料水を製造するマルキョー(島田町)。新規事業としてワイナリーの運営を手がける一方で、同社が祖業としてシロップやジュースと共に製造してきたラムネ「マルキョーラムネ」は生産の休止が決まっている。

 同社の増子春香専務は「SNSの反響をとてもありがたく思う。祖父が人生を懸けて続きてきたラムネの製造を休止するのは残念だが、KURANDさんのおかげでラムネのいぶきをワインで残すことができた気がする」と喜ぶ。

 ワインの感想をツイート主の「速瀬のあ」さんは「懐かしい感じのラベルだなと思って見たら、名前が面白く、これは大当たりだ!とテンションが上がった。ラムネ屋さんらしいなと爽やかさを感じさせる味だった」と話す。

 「ワインの敷居が高いと思う人のためにどんなお酒なのか分かりやすく、一度聞いたら忘れられないような名前にした」と話すのは、同ワインを企画販売するKURAND広報の遠山彩華さん。ラベルにあしらう日本家屋の店は実在しないといい、「看板は実在したが、店は想像上のデザイン。ラムネに始まりワインにつながるマルキョーのストーリーを表現した」と説明する。

 同ワインの販売は酒類通販サイト「KURAND」のみ。

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